ステップ1:A証(エントリー証)
目標:基本操作の習得と安全な飛行
パラグライダーの初級ライセンスであるA証を取得するためには、基本的な操作方法や安全知識を学びます。具体的には、以下のような内容を学びます:
- 地上での機材の扱い方
- テイクオフとランディングの方法
- 基本的な飛行姿勢と操作
取得条件:
- 約4日前後の実技訓練
- 簡単な筆記試験
A証を取得すると一人で高高度フライトができます。
※対地高度が50m以上のこと
ステップ2:B証(ベーシック証)
目標:安定した飛行技術の習得
次に目指すのはB証です。ここでは、安定して飛行するためのスキルをさらに磨きます。
- 高度なテイクオフとランディング技術
- 安定した飛行姿勢の維持
- 基本的な緊急時の対処法
取得条件:
- 約20~80本の高高度フライト ※対地高度が50m以上のこと
- 実技試験と筆記試験
高高度フライトの本数はエリアや個人差によって大きく異なります。
ステップ3:NP証(ノービスパイロット証)
目標:自己完結型の飛行技術の習得
NP証では、より独立して飛行できるスキルを身につけます。
- 長距離飛行の技術
- 風や天候の読み方
- 高度な緊急時の対処法
取得条件:
- 約50~200本以上の飛行経験
- 実技試験と筆記試験
エリアや個人差がありますが車でいう仮免許に近いです。エリアパイロットとして、スクールで所属しているエリアでは自身でテイクオフからランディングまでできることを求められます。
ステップ4:P証(パイロット証)
目標:上級飛行技術の習得
P証は、パラグライダーの上級ライセンスです。ここでは、高度な飛行技術を身につけ、自由に飛行できるようになります。
- 高度な操縦技術
- 長時間の飛行能力
- 高度な緊急時対応能力
取得条件:
- 100~300本以上の飛行経験
- 実技試験と筆記試験
一人前のパイロットとして管理されたエリアをルールに則り世界中をフライト出来ます。車でいう普通免許取得たての初心者に近いです。
ステップ5:XC証(クロスカントリー証)
目標:長距離飛行の技術習得
XC証は、長距離飛行(クロスカントリー飛行)を楽しむためのライセンスです。遠くまで飛行する技術を学びます。
- 長距離飛行の計画と実行
- 地形と風の読み方
- 緊急時の高度な対処法
取得条件:
- 実技試験と筆記試験
管理されたエリア外へのフライトや高度な技術を持っているパイロットです。大会への出場やより遠くへ飛ぶことも可能になります。
ステップ6:タンデム証(タンデムパイロット証)
目標:二人乗り飛行の技術習得
タンデム証は、インストラクターとして初心者を同乗させるためのライセンスです。
- 二人乗りの飛行技術
- 同乗者の安全確保
- 緊急時の対処法
取得条件:
- 高い技術レベルと実績
- 実技試験と筆記試験
パラグライダーのライセンス取得は、一歩一歩段階を踏んで進むことで、安全に楽しむためのスキルをしっかりと身につけることができます。興味がある方は、ぜひ近くのパラグライダースクールにお問い合わせください。あなたの空の冒険が始まります!