いよいよニセコJ1パラグライダー大会の最終日。
4日目にしてついに最高コンディションが到来し、53kmのクロスカントリータスクが成立しました!
コースは「ニセコの町と山を2往復して最後はルスツゴール」という設定。
結果として何とかゴールでき、久々に充実したフライトを楽しむことができました。
気象条件とタスク設定
高気圧に覆われ、南〜西風が入り理想的なコンディション。
予想では雲底は1,500m程度とのことでしたが、実際には1,800mまで上昇となりました。
いつもの気象予報士さんによるピンポイント予想からタスクが組まれ、ゴールできるのは10名程度かと見込まれていましたが、それでもワクワクする設定です。
スタートから序盤のフライト
抽選番号が51番と遅めで、遅れたくないのでゲートオープン直後にテイクオフ。
高度を稼ぎつつ、以前降ろした温泉上空を偵察。多くのパイロットが同じように集団で飛びながらスタートを待ちました。
しかし雲はどんどん発達。1800m付近では吸い込まれそうになりながらもフルアクセルでコントロール。
序盤から**「高度が高すぎて苦労する」**という、大会では珍しい経験をしました。
中盤:判断ミスとリカバリー
最初のポイントを取って戻るとさらに雲が発達。
「高度を高く保とう」と山寄りを選びましたが、これが大きな失敗。
アクセルでも抑えきれないほどの上昇に捕まり、ルートを迂回する羽目になりました。
さらにルスツへ向かう直線20kmでは完全に遅れてしまい、ソロフライト状態に。
「平地で粘るか」「山で上げるか」の選択で山を選んだ結果、全く上がらずランディング寸前…。
必死でガーグルに戻り、何とか復活できたのは大きな収穫でした。
後半:最後まで諦めないフライト
その後は雲底まで上げて直線コースへ。
しかし誰もいないソロフライトが続き、精神的にも試されます。
真狩町の上空では再びランディングのピンチ。
先行組に合流するチャンスがありましたが、私は粘りを選択。
XCTrackは「-100m」を表示しており「行けるのか?」と不安もありましたが、風に流されながらも粘って前進。
ついにプラスへ転じ、ESSを切ってからはシェア風で一気にゴール!
まとめ:課題と収穫の多い一日
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高度処理やルート選択で多くの課題が見えた
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ソロフライトの多さに判断力とメンタルを試された
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それでも久々の4時間フライトを楽しめた
体力の落ちを痛感したので、今後はトレーニングも強化していきたいところです💪
大会最終日を無事ゴールで締めくくれたのは、最高のご褒美でした。
👉 パラグライダーに興味がある方へ
ニセコやルスツは、大会だけでなく普段のフライトでも大人気のエリア。
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